双極性障害を深層心理学的にみる(1)
双極性障害には,Ⅰ型とⅡ型がありますが,いずれも薬物療法とカウンセリングの併用が重要になります。Ⅱ型のカウンセリング経験が多いため,このブログでは基本的に,躁状態が比較的マイルドなⅡ型について,深層心理学的な視点で書いていきます。
うつ病と双極性障害(3)
うつ病と双極性障害は,どちらも抑うつ状態があり,その症状だけではなかなか区別がつきません。このため,数年間ぐらいのスパンで気分の波がどう推移してきたのか,経過を振り返っていくことが重要になります。
双極性障害の場合,気が大 ...
うつ病と双極性障害(2)
うつ病と双極性障害は,精神医学で用いられる診断基準,DSM-IVでは同じ「気分障害」というカテゴリーに入っていましたが,現在のDSM-5では,別々に分類されました。症状は似通っている面がありますが,メカニズム的には異なるためですね。
うつ病と双極性障害(1)
うつ病と双極性障害(Ⅱ型)は,どちらも抑うつ状態を主訴として,医療機関を受診される方が多いのですが,医師への伝え方によっては薬物療法がうまくいかず,カウンセリングに来談されるケースが多くあります。
ほとんどの場合,双極性障 ...