パーソナリティ障害のカウンセリング(2)
パーソナリティ障害のカウンセリングは,前回書いたような「自我」と呼ばれる心の枠組みの脆弱さを支えながら,ある種の形成不全を再形成するようにアプローチします。その過程は「育て直し」とも呼ばれ,年単位のカウンセリングの継続が必要になります ...
パーソナリティ障害のカウンセリング(1)
パワハラ等のハラスメントにおいては,加害者側にパーソナリティ障害かそれに類する要因が考えられることが多いのですが,パーソナリティ障害をもつには,幼少時の家庭環境の問題が強く影響しているため,継続的なカウンセリングが必要と考えられます。 ...
ハラスメントとパーソナリティ障害(3)
パワハラ等のハラスメントで,加害者側にパーソナリティ障害が疑われる場合,前回書いたようにルール作りなどで枠組みを明確にしていくことが,ひとつのポイントになりますが,ルールを守ってもらう立場の被害者側にも,心の強さが必要になってきます。 ...
ハラスメントとパーソナリティ障害(2)
パワハラ等のハラスメントの加害者側にパーソナリティ障害と思われる特徴が見られる場合,その心理的な被害が大きいようなら,物理的に距離を置くのが一番です。「触らぬ神に祟りなし」というわけですが,物事そう単純にもいかない場合も多いでしょう。 ...
ハラスメントとパーソナリティ障害(1)
昨今問題になることが多いパワハラを含めて,ハラスメントの加害者側にはパーソナリティ障害やそれに近いパーソナリティ傾向をもつ人が多く見られます。被害を受けた時の対策や,うつ病などにならない予防のためにも,特徴を知っておくことは大切です。 ...
パワハラ等ハラスメントとうつ病(2)
前回,パワハラ等のハラスメントによる「怒り」の感情が,うつ病に関連していることを書きました。社会的・心理的に立場が上の人が加害側になることがほとんどなので,被害側の人は声を挙げづらくなり,まして「怒り」の感情を出すことは困難といえます ...
パワハラ等ハラスメントとうつ病(1)
うつ病になる要因は様々ですが,ストレスに対して適切に対処できずに自律神経や心のバランスを崩すというのが,ひとつの大きな要因と言えます。ストレスの多くは人間関係によるものですが,中でもパワハラ等のハラスメントは対処が難しいと思います。
パーソナリティ障害と双極性障害(3)
双極性障害に似た気分の浮き沈みをもつ人の中に,パーソナリティ障害をもつ人が含まれます。カウンセリングでも,初期には判別が難しいことが多いですが,経過をみていくと異なる特徴が見えてきます。今回は,「自己愛性パーソナリティ障害」を挙げます ...
パーソナリティ障害と双極性障害(2)
双極性障害に似た気分の浮き沈みをもつ人の中に,パーソナリティ障害をもつ人が含まれます。カウンセリングでも,初期には判別が難しいことが多いですが,経過をみていくと異なる特徴が見えてきます。今回は,「境界性パーソナリティ障害」を挙げます。 ...
パーソナリティ障害と双極性障害(1)
双極性障害(特にⅡ型)のような気分の浮き沈みが見られる人の中に,パーソナリティ障害と思われる人が一定の割合で含まれます。パーソナリティ障害が基礎にあって,症状として双極的な気分の波が生じているので,カウンセリングの方向性も異なります。 ...