うつ病と不眠症/睡眠障害(3)
不眠症の主な症状である,入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒について,前回は入眠困難について書きましたが,今回は中途覚醒・早朝覚醒について書きたいと思います。これらは,うつ病になると増化する傾向にあり,入眠困難から移行したり加わったりします。 ...
うつ病と不眠症/睡眠障害(2)
眠っている間に,脳内では日中の様々な情報を整理しているとも言われ,良質な睡眠はストレスを軽減する効果も高いと考えられます。眠れないというのは本当につらく,それだけで大きなストレスになりますし,精神症状の改善を妨げ悪化のリスクを高めます ...
うつ病と不眠症/睡眠障害(1)
うつ病になると,多くの場合に不眠が表れてきます。逆に,睡眠障害によって睡眠不足等が重なることで,うつ病になるリスクが高まります。睡眠の量と質のバランスがとれていることは,精神的な健康を保つ上でもうつ病のカウンセリングでも重要になります ...
アダルトチルドレン/HSPとうつ病(3)
前回,アダルトチルドレンを中心に取り上げて,うつ病などの精神疾患になってしまう可能性やカウンセリング/心理療法の方向性について書きました。今回は,HSPを中心に取り上げ,精神疾患との関連やカウンセリング/心理療法について書いていきます ...
アダルトチルドレン/HSPとうつ病(2)
アダルトチルドレンやHSPといった生きづらさを抱えている人は,そうでない人に比べるとうつ病などの精神疾患になってしまう可能性が高いと言えます。今回は,アダルトチルドレンを中心に取り上げて,カウンセリング/心理療法について書いていきます ...
アダルトチルドレン/HSPとうつ病(1)
アダルトチルドレンやHSPという言葉は,クライエントさんが使うことは多いのですが,診断名ではなく判断基準のあいまいさもあるので,専門家としては積極的には使いません。しかし,自分の生きづらさを表すのにピッタリな場合が多いとも感じています ...
発達障害の特性とうつ病などの精神疾患(3)
発達障害という概念は,今ではずいぶん広まってきて,子どもの時期から指摘されて支援を受けたり,周囲の理解も得られたりします。しかし,発達障害という概念がなかった時代に成長してきた大人は,特性の理解もないまま生きづらさを抱えやすくなります ...
発達障害の特性とうつ病などの精神疾患(2)
発達障害,特に自閉症スペクトラム障害における抑うつ状態というのは,通常のうつ病とは少し異なる側面があります。本質的には人との関わりを求めているのですが,その特性からコミュニケーションがうまくとれず,あきらめてしまっている状態と言えます ...
発達障害の特性とうつ病などの精神疾患(1)
発達障害には,自閉症スペクトラム障害(ASD),注意欠如・多動性障害(ADHD),限局性学習障害(SLD)に大別されますが,これらの困難に伴うストレスが重なり,抑うつ状態で不適応を起こしたり,うつ病などの精神疾患にまで発展することがあ ...
パーソナリティ障害のカウンセリング(3)
パーソナリティ障害は,深層心理学でいう「自我」の脆弱さが共通していますが,「自我」の再形成が始まると,少しずつ葛藤を抱えられるようになります。葛藤を抱えられることにより,抑うつ感が強くなるのですが,カウンセリングとしては順調な過程です ...