リラクセーションと自律訓練法(2)
自律神経のバランスが崩れると,心身の様々な症状につながります。自律訓練法は,自律神経のバランスを整えるのにとても適していて,症状の緩和・改善やリラクセーションによる日常的なセルフケアとしても,短時間で手軽にできるものとして有用です。
リラクセーションと自律訓練法(1)
様々なストレスにさらされることが多い私たちは,その反応として緊張状態になることが多いため,自律神経のバランスを崩しやすいと言えます。自律神経のバランスを整えるためには,リラクセーションを身につけることがセルフケアや予防に大切です。
自律神経のバランスとセルフケア(2)
前回,緊張状態が続き交感神経が酷使されることで,食欲不振や不眠につながると書きましたが,これは副交感神経にうまく切り替わらないための症状です。ストレス等で生じる身体症状のほとんどは,自律神経のバランスが崩れたことによるものと言えます。 ...
自律神経のバランスとセルフケア(1)
自律神経について,最近はメディアでも取り上げられることが増えていますが,カウンセリング/心理療法の領域でも,自律神経のバランスは重視されています。自律神経について簡単に説明して,そのバランスを調整する大切さについて書いていきます。
自律神経失調症とうつ病
自律神経失調症について知っておくことは,うつ病の予防という点でも大切だと思います。それは,ストレスの蓄積によって生じやすい疾患という意味で近似しているので,ストレス蓄積による体のサインと捉えて,早めにケアしていくことが必要だからです。 ...
双極性障害のセルフケアと予防(3)
双極性障害や類似した気質をもつ人の気分の波の中で,充実させたいと感じるのは躁的な気分の側にある時でしょう。エネルギーを消耗し過ぎないようにセーブするのが基本ではありますが,それはそれでフラストレーションにつながりやすいとも言えます。
双極性障害のセルフケアと予防(2)
双極性障害で,気分の波がうつ状態に入ったときの過ごし方は,うつ病の場合と似ています。心の力を抜くことが大切なのは共通しているのですが,双極性障害の場合は,気分を上げようと焦ってしまう傾向が,うつ病の場合よりも強いように感じています。
双極性障害のセルフケアと予防(1)
双極性障害のセルフケアは,自分の気分の波の状態を感じとることが第一になります。抑うつ気分のときは,比較的わかりやすいのですが,躁的な気分のときは,調子がよくなったと思うぐらいで気づきづらいことが多いため,そちらの方に注意が必要です。
うつ病のセルフケアと予防(3)
うつ状態を,心が溺れそうになっているイメージに例えて,心の力を抜くことが大切と前回書きましたが,これがなかなか難しいと思います。うつ病になりやすい人は,頑張り屋さんが多いので,頑張らないで休むようなことが苦手な人が多いと感じています。 ...
うつ病のセルフケアと予防(2)
抑うつの方向に気分が落ちていくとき,「気分が沈む」という表現をしますが,身体感覚としても重くなり,水に沈むような感覚に近いように思えます。こういう状態から早く抜け出したいと思うのは自然な気持ちですが,かえって逆効果になりやすいのです。 ...